更年期に発症しやすい女性の肘や手首の痛み
更年期前後の女性によくある関節のトラブルとして、腱鞘炎や外側上顆炎(テニス肘)が挙げられます。
腱鞘炎は、腱と腱を包む鞘が擦れて摩擦が起きてしまい、痛みが出る傷病です。
外側上顆炎とは、上腕骨の外側上顆からスタートする主に手首を反らす筋肉が何らかのストレスによって付着部に炎症を起こしてしまう傷病です。
テニス選手に多い怪我なので、『テニス肘』とも呼ばれています。
⭐️なぜ更年期前後の女性に多い?
更年期になると、一般的に女性ホルモンと呼ばれる『エストロゲン』というホルモンが減少します。
最近の研究では、そのエストロゲンが腱や靱帯をしなやかに柔らかく保つ役割があると分かってきました。
⭐️どんな症状がでる??
経験のある方も多くいらっしゃると思いますが、
・肘や手首が痛くてビンやペットボトルの蓋が開けられない
・雑巾絞りができない
・痛くてフライパンが振れない、持ち上げられない
・パソコンのタイピング動作で痛みが出る
などといったこれらの動作は、
手関節の腱や靱帯の摩擦が起こったり、外側上顆にくっついている筋肉の牽引力によりストレスがかかってしまい動作時に筋肉の付着部周辺へ強い痛みが出てしまいます。
⭐️痛みが出た時の対処法
対策としては、前腕のストレッチやエルボーバンドの着用(サポーター)といった、付着している筋肉へのアプローチになります。
また、猫背といった様々な姿勢不良によっても引き起こされる可能性のある傷病です。
当院では、外側上顆炎に対する施術もしております。
お悩みの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
参考文献
更年期と痛み
芹が谷整形外科クリニック
平出 敦夫
女性の性周期が筋機能、腱組織の力学的および代謝的特性に及ぼす影響
東京大学 久保啓太郎
中年期女性の更年期症状と運動・スポーツ
上田真寿美 徳永幹雄