マッサージとは?
まず初めに、マッサージとはどんなことを言うのでしょうか?一言にマッサージといっても実際どんな事をされているのか詳しく知らない方もいらっしゃると思います。
マッサージの基本的な手技についてご紹介します。
①軽擦法・・・・軽く圧をかけて擦る。
②揉捏法・・・・揉む。
③指圧法・・・・押す。
④振せん法・・・・振るわせる。
手のひらや指、げんこつ等を使ってこれらの手技を行うことをマッサージを言います。
実は整体で行っているのはマッサージではない?
マッサージについて簡単にお話しましたが、実は整体で言うマッサージは『揉み』『ボディトリートメント』『ほぐし』『筋肉調整』などなど、言い方が変えられています。一般的にはどれもマッサージとして認識されているようですが、本来『マッサージ』という言葉は医療類似行為としてマッサージ師や医師が公に使える言葉になります。
なぜこのような決まりになっているかというと、最近では整体のお店が沢山見受けられます。そのお店がマッサージという言葉を公に使ってしまうと、マッサージ師や医師による施術と利用者の方が誤認してしまうので、それらを区別するために別の言い方に変えられています。
このようにマッサージ師は国家資格として名称独占というものに守られています。
整体とマッサージの違い
前述したように、整体とマッサージの一般的な認識というのは言い方が違うという以外は曖昧な感じがしますが、一説には整体は全身の力を用いて身体を整え、マッサージは手や指の力で身体を正すとも言われています。そう言われると、カイロプラクティックやストレッチなどは全身を使い整体のイメージがありますが、マッサージの部類には入らない気がしますね。
整体の目的
整体の『揉み』にはどんな目的があるでしょうか?
皮膚を通じて筋肉を刺激し、凝りやうっ血を解消します。また、筋肉が柔らかくなるとで倦怠感や不快感が和らぎ可動域も広がります。さらに、血流やリンパ液などの体液循環も促進し、疲労回復や免疫力アップにもつながります。リラクゼーションを目的としたものは気持ち良いだけで症状の改善にはつながらないと思う方もいるかもしれませんが、気持ちが良いと感じることでリラックス効果が得られると、副交感神経が優位になり自律神経が整います。
自律神経の乱れは、不眠や不安、便秘、各所の痛みなど様々な不調を引き起こす要因になります。
このように整体の目的は身体を整えることにありますが、その方法は色々とあります。
整体の種類
整体のお店には色々な手技を学んだ先生がそれぞれのお店を出しています。
例えば、カイロプラクティック(骨格調整)、リラクゼーション(癒しを目的とした揉みほぐし)、リフレクソロジー(足つぼ)、その他にも構造医学やオステオパシー(自然治癒力を活かすことを目的としたもの)などを勉強し、整体院として看板を出しているところが多くあります。
なぜ整体には、このようにいくつもの種類があるのでしょうか?
それは、整体がこれまでに伝統医療、代替医療といった様々な視点から身体について研究されてきたからです。
整体の中にも、症状の改善を目的とした手技をもちいるのか、癒しを目的としたリラクゼーションなのか、何を目的として整体を行っているかは各店舗によって様々です。
利用者の方からしてみれば、ご自身にどんな整体が合っているのか迷う方もいらっしゃるかと思います。また、整形外科に行くべきか整体に行くべきか、そもそも整体と整形外科や整骨院などの違いがわからないといった方も多いかと思います。
そんな時は、ホームページや口コミを参考にしていただくのも良いですが、思い切って電話やメールで相談してみる事をお勧めします。
きっと丁寧に対応してくれるでしょう。