顎関節症とは？
[症状]
顎関節症とは関節や顎の筋肉の痛み、関節雑音(ガリガリ・ザリザリ)、開口障害や運動異常を主要症状とする慢性疾患の総括的診断名と言われています。
顎関節症と診断するのは、顎関節や筋肉などの痛みがあり、関節雑音がある。(ガリガリ、ザリザリ、ジャリジャリなど)
関節障害または顎の運動異常がある。
上記の3主要症状のうち少なくとも、1つはあると言われています。
顎関節症はⅠ～Ⅴ型に分類される
主症状としては顎関節症の3型に該当し、顎関節の位置異常や機能的障害であって、局所的・全身的な原因または誘因で発生します。
多種多様の症状を訴え、診断・治療に困難を極め、全体像も不明とも言われています。
顎関節症Ⅰ型
主症状として、関節部の圧痛、嚙み合わせや歯並びが悪かったり、ストレスによって影響力が高いと言われている歯ぎしりやくいしばりの悪習慣によって出ると言われています。
尚、レントゲンでは骨の変形や異常はないそうです。
顎関節症Ⅱ型
主症状として、関節部の圧痛、顎を動かす時の痛み、開口障害が出ます。
Ⅰ型同様レントゲンでの症状は出ないものと言われています。
顎関節症Ⅲ型
主症状として、開閉口時の際に音が生じる(ガリガリ、ザリザリ、ジャリジャリ等)、開口障害、噛み合わせの異常が起こります。
一般的には自分の指3本縦にして口に入らないと顎関節症と診断されるとも言われています。
Ⅰ型・Ⅱ型と異なりレントゲンやCT等でも診断されます。
顎関節症Ⅳ型
主症状として、ガリガリ、ザリザリ、ジャリジャリ等の音が生じ、開口障害が起こります。
顎関節症Ⅴ型(Ⅰ～Ⅳ型に該当しないもの)
上記の顎関節症に該当しない症状や精神心理的要因が主となります。
病状は顎関節部の違和感で、主症状は多様な不調の集まりとも言われています。
参考文献
柔道整復学理論
